前回、ピアノ教室ホームページを作成して、そこに掲載する情報は、お客さんからすると二次情報であり、体験レッスンが一次情報情報だ、という話をした。

一次情報と二次情報という考えは、ピアノ教室ホームページに日頃から書く生徒募集用の講師ブログにおいても言える。

普段から講師ブログのライティングをする時は念頭に置いておくと良いだろう。

これは顧客側から見た情報レベルでなく、発信側から見た情報レベルの話だが、ピアノ講師ブログのコンテンツも一次情報と二次情報に分けることができるのである。

講師ブログも、書き方や書く内容によっては集客に繋がったり繋がらなかったりするので重要だ。
せっかくホームページを作ってブログを頑張っているのにピアノ生徒が集まらないピアノ教室さんでよく見受けられるのがこれなのである。

日頃のピアノレッスンの様子を書いた講師ブログや、ピアノ教室で実際に使っている教材の使用感やレッスンでの使用事例は、当事者による一次情報と言える。

これは実際に近所でピアノを習う教室を探しているユーザーにとって、教室選びの参考になるコンテンツだ。

一方で、例えばセミナーに参加して講師から聞いた話、何かの雑誌や本で読んだ話、新聞やニュースなどで知った話についてのブログは二次情報にあたる。

これらのコンテンツでは必ずしもピアノ生徒は集まらない。
一般的な知識や他者のコンテンツは、よそのピアノ教室でも言える事である場合が多く、その先生を選ぶ理由には必ずしもならないからだ。

二次情報は、ある意味で借り物のコンテンツと見ることもできるが、それでも何かの情報収集でそれを知りたいとGoogle検索するネットユーザーもいるから、そうした人向けには価値のある情報とも言える。

ピアノ教室ホームページのこうした二次情報コンテンツであっても、しっかりと信憑性があり、頼れるピアノ講師だともし思ってもらえたら、教室の体験レッスンやオンラインレッスンの申込に繋がるケースは出てくる(つながらなくてもSEO対策にはなる)。

こうした手法をウェブマーケティング業界ではコンテンツマーケティングと呼ぶが、ピアノ教室の生徒募集にも応用することはでき、ちゃんと上手にできれば有効なのである。

とは言え、ブログコンテンツの重要度、優先順位において、一次情報であるレッスンブログや生徒紹介が優位であることは変わらない。

ピアノ生徒が集まらなくて苦戦している講師さんは、参考にしてみると良いだろう。