唐揚げは永遠のごちそうである。

そんな私には長年の夢があった。

「唐揚げを腹いっぱい食ってビールでやりたい!」

これだ。

ただひたすらに唐揚げとビールに溺れる企画である。
唐揚げとビールは、ポテチとコーラに匹敵するゴールデンコンビだ。

誰にも邪魔されず、ただただ唐揚げとビールに酔いしれる、めくるめくひと時。
これぞ漢のロマンである。

これをついに実行する時がきた。

いや、もうやった。
一昨日の晩に、やっちゃった。

ひとり唐揚げパーティーである。

なぜ今までやらなかったかと言うと、やはり一人暮らしで揚げ物はハードルが高かったからだ。

なんとなくめんどくさい。
油もったいないし。

だから今までやらなかったのだ。

何より、唐揚げが食べたければ居酒屋に行けば良かった。
注文するおつまみの1つに唐揚げがあるだけで、それなりに満足できたからだ。

だが今はどうだ!
居酒屋が開いてないじゃないか!

憎きやコロナ。
恨めしや緊急事態宣言。

唐揚げを絶たれた私には禁断症状が現れた。
唐揚げ食べたい病である。

かくなる上は自分で作るしかない。

こうして本企画を実行に移す決意をしたのである。

ちなみに商店街によくあるテイクアウト専門の唐揚げ屋さんは好きじゃない。

10分以上待たされるのが嫌だし、家に持ち帰るまでに揚げたてでなくなるからだ。
揚げたてを食べてこその唐揚げである。
ここは絶対に譲れない。

こうして私は、ひとりから揚げパーティーを実行するタイミングを虎視眈々と狙う事とになった。

狙うはスーパーの特売日である。

その日が一昨日だったのだ。

LINE公式アカウントから届いたチラシによると

ブラジル産 鶏もも肉 100g 49円

これだ。

これを待っていたのだ。

お腹いっぱい食べたいから、この際、国産とは言わない。

夕方スーパーに走り、買ってやったぜ。

781g 382円(3枚入り)

これだ。

781グラムの鶏肉をぜんぶ唐揚げにしてビール飲み飲みひとりでやる。

これぞ漢のロマンである。

かくして夢の宴は始まるのである。

続く