【ご相談】講師がピアノ専攻でなくてもピアノ生徒は集まりますか?

理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。

先週、ちょっとユニークな先生から LINE メッセージをいただき、無料電話相談をさせていただきました(LINE無料相談はこちら)。

何がユニークかと言うと、この先生はある日本の伝統楽器の先生でいらっしゃるんですね。

この時点で十分珍しいのですが、私へのご相談はと言うと「ピアノの生徒を集めたい」ということだったんです。

「伝統楽器+ピアノ」の組み合わせに最初はびっくりしてしまいましたが ^ ^ ;
要は「ピアノ専攻でない先生でもピアノ生徒は集められるか?」という類のご質問ですね。

↑こういうことであればよくある話かと思います。
声楽とか、バイオリンとかフルートの先生がピアノも教えてるということはよくありますよね。

今回の先生の場合、ピアノはもちろん小さい頃から習ってきて、大学は教育学部に行かれたそうです。
そこで伝統楽器に出会い、ずっとその楽器を続けてこられたそうなので、ピアノのほうがずっと先で、伝統楽器のほうが後だったようですね。

なのでピアノも、ブランクはありつつも細々と続けてこられたそうで、学生時代にも何人か教えた経験があるそうなんですよ。

そして最近はピアノの方で演奏を頼まれたりすることも増えてきたそうなので、腕前のほうもそれなりなのでしょう、だったらピアノでも生徒さんを集められないか?と考え始めたのだそうです。
子供に教えるのが好きだということもあるみたいですね(伝統楽器の方は子供はあまりやらないやつ)。

で、ご相談内容へのお答えですが、伝統楽器であろうと、バイオリンであろうとフルートであろうと、ピアノ専攻の先生でなくても、ピアノの生徒を集めることはそれなりに可能だし、それは決して悪くないことだと私は思います。

実際、私のお客さんには、ピアノ専攻でなかった方は、実はけっこういらっしゃるんですよ。

主科が他の楽器だったり、教育学部だったり、一般大学だったりという方は、全然いらっしゃるんです。

そしてそういう方でも実際、生徒さんは全然普通に集まっています。

むしろ、一般大学を出ながらピアノに真摯に向き合ってきたような人ほど、普通のピアノ専攻の方々と比べてバイタリティがあったり、コンクールやオーナー化の実績があったり、優秀な部類に入る人が多い気さえしています。

他にも、教育学部の出身だからと言って、ご本人としては劣等感があっても、すごく生徒さんや保護者さんに慕われて、満員で空き待ちの状態まで生徒を集めた方もいます。

確かに、ピアノの演奏技術とか、高度なピアノ指導という点であれば、ピアノ専攻の先生にはかなわない場合もあるかもしれません。

でもそれと、生徒が集まらない、買い手がつかない、ということはイコールではないと私は思うんです。

誰から買うか(習うか)を決めるのは、お客さんです。

ピアノ教室選びも、保護者さんのご希望に合致した先生が選ばれる場合もあれば、中には「子供に選ばせる」なんて親御さんも、結構少なくないんですよ。

「子供が一番楽しそうだったから」
「子供が一番懐いていたから」
「子供と先生の馬が合いそうだから」

そんなふうに子供に決定権がある場合も、実際は結構あるわけです。

そして普通の4歳児は「東京藝術大学」なんて、まず知らないでしょうね ^ ^ ;

その先生がどんな大曲をどんなに上手に弾けるか、なんてことも、まー考えてないでしょう。

この4歳のお客さまのご関心が「先生がピアノ専攻かどうか」ではないとしたら、別の価値基準で選ばれる可能性は十二分にあるとは思いませんか?

ピアノの演奏技術や高度な指導力だけではない、「別の何か」があれば、ピアノ専攻でない先生の所にもピアノ生徒さんが集まることはあるでしょう。

「解せぬ!」

正直そう思うピアノの先生もいらっしゃるかもしれません ^ ^ ;

ずっとピアノ専攻でやってきた先生には面白くない話かもしれません。

でも、私はこれでいいと思うんです。

お客様が、買いたいもの、を買いたい人から買う。
ただそれだけのこと
だと思います。

世の中に、色んな先生がいるという事は、これは多様性です。

パン屋さんに行って、コッペパンばかり並んでいたらどうですか?

「アンパンなんて邪道だ!」といくらコッペパンが叫んでも、アンパンを買う人はいるわけです。

その人が何を良しとするかは、その人が決めることです。
あなただって、ひとりの消費者として、そうなんじゃないかと思います。

もちろん教える側は、専攻でないからと言っても、お金をもらうからにはプロとして立つわけですから、それなりの努力もしなければならないのは当然でしょう。

ちなみに、今回と似たようなお悩みとして「音大出身か否か」というお話もよく伺いますが、これも結局は同じ事かと思います。
ピアノ講師の「学歴」よりも大切なもの ~ 福岡のピアノ教室 S先生の事例
教育学部ご出身の愛情いっぱいT先生! これで生徒が集まらないわけがない

ということで、今回は「ピアノ専攻でない先生にもピアノ生徒は集められるか?」というご相談への答えをご紹介しました。

ごくごく普通の結論かもしれませんが、これが私の考えになります。

答えは「可能」です。

 

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