「こんな私」じゃ生徒は集まらない? ~ 三重県の個人ピアノ教室のN先生のご相談

永井です。

先週、三重県の個人ピアノ教室のN先生からLINEメッセージが届き、ネットを使ったピアノ生徒募集について、無料電話相談をさせて頂きました ^ ^(LINE無料相談はこちら

色々とお話を伺ったのですが、ご本人としては不安要素、マイナス要因だと思われていた事も、私が聞くと「いやいやいや、そんなこと全っ然問題ないですよ」という点が多々あったんです。

電話の最後のほうにN先生から

「今日は全然思ってもみなかったことばかり言われて(良い意味で)、ほっと安心しました」

といったご感想も頂けましたよ ^ ^

今回のご相談を終えて、おそらく同じように、悩まなくていいことに悩んでいるピアノ講師さんが、日本中に結構いるのではないか?と感じましたので、そのお悩みポイントについてこの場でシェアさせていただきたいと思います。

お悩み① 生徒をコンクールに出させてない

「他のピアノ教室のホームページを見るとよく、コンクールの入賞実績を謳っているところを見るのですが、私の生徒さんはコンクールに全然出ていないので、書けることがないです」

と、こんなことをおっしゃいました。

「ホームページで教室の価値を示すには、コンクールの実績がないといけない」
そんな固定観念のようなものをお持ちだったんですね。

そして生徒をコンクールに入れていない自分は、ピアノ講師として「ちゃんとしていない」という思いもお持ちだったようです。

では、子供にピアノを習わせようとするママにとって、生徒のコンクール実績がない教室は魅力がない教室なんでしょうか?

子供をコンクールに出させたいママにとっては、確かにそうかもしれませんね。
でも、コンクールに興味のないママにとっては、コンクール実績の情報は関心の外のことなんじゃないでしょうか。

ここの話は以前にブログでも書いたので、詳しくはそちらの記事(※)をご覧いただきたいのですが、結論だけ書くと「生徒のコンクール入賞実績がなくても全然問題ない」というのが私の経験から感じるところです。

コンクールに興味のない人はたくさんいますから、全然大丈夫だと思いますよ。
多くのお客さんの関心は「そこ」じゃないですからね。

そう聞いただけでも、N先生はだいぶ安心されていました。
そしてすごく意外だとおっしゃっていました。

※参考:
ピアノ教室の生徒募集、ウェブ集客の観点からみた「コンクール」について ~ 島根のピアノ教室 U先生のご相談

お悩み② 小さい子供がいる

N先生にはお子さんがいらっしゃって、今年の春から小学校に入られるそうです。
これから手がかからなくなるにつれて、ピアノ生徒さんも増やしていきたい、というタイミングで私にご相談くださったんですね。

今年からはもう小学生になりますが、これまではお子さんが小さくて大変だった。
お子さんを幼稚園で受け入れてもらうために、日中は他の仕事をしなければならなかった(自宅ピアノ教室はお勤め扱いにならないんですって!)。
急に熱を出すこともあるし、生徒さんに迷惑をかけてしまう。

そんな自分はピアノ講師として「ちゃんとしていない」。
ここでもそんなふうに思われていたようです。

う~ん、、、

これも去年ブログに書きましたが(※)、子供にピアノを習わせようとするママにとって、先生に自分の子供と同年代の子がいることって、そんなにマイナスポイントなんでしょうか?

私はむしろ逆だと感じていますよ。

現役ママと先輩ママは武器になる。
これが私の経験則です。

ピアノ教室自体、子育ての一環なわけですから、お客さんであるママにとって、自分が今子育てに奮闘していることを共有できる、共感できることって、すごく有利に働くと思います。
独身男性の私からすると、この点ではひっくり返ってもかなわないでしょうね(笑)

ピアノ教室に限らず、「分かってもらえる」ってすっごく大事なことだと思いませんか?

だから、既に子育てを経験した先輩ママであることも、ピアノ講師としては武器になると私は考えています。

小さいお子さんがいるために時間的に制限があることも、別にお客さんからマイナスに見えるということはないんじゃないでしょうか(入会枠が限られるという意味で残念な時はあるかもしれませんが)。

それは当たり前のことですし、仕方のないことですし、何も悪くないと思います。
そこを責め立てるほど人は鬼じゃないと思いますよ(笑)

子供が小さいうちは、少ない生徒数で教室をやって、手がかからなくなるにつれて少しずつ枠を解放していけば良いです。

ピアノ教室としてのあり方だって、ライフステージに応じて計画的に変化させていけば良いじゃないですか。

「ちゃんとしていない」なんて話では全然ないと思いますよ。

この点については、私のお客さんでうまくやっている方がいらっしゃるので、同じようにお悩みの方はぜひご覧になさってみてください。

※参考:
現役ママは武器になる! ~板橋のピアノ教室S先生の生徒募集~
「今年に入って生徒さんが倍になりました!」晴れて募集停止のピアノ教室 S先生

お悩み③ 生徒が発表会に出たがらない

N先生の生徒さんは、発表会に出たがらない方が多いそうです。

毎年合同のピアノ発表会に混ぜてもらっていて、主催の先生からは生徒をたくさん出してくれと言われているが、自分はあまり生徒を出せていない。

そんな自分はピアノ講師として「ちゃんとしていない」。
ここでもそう思っていらっしゃったそうです。

だいぶ自分を責めるのがお好きなようですね ^ ^ ;

「大人数で発表会を開くピアノ教室が立派なピアノ教室だ」
そんなような固定観念がなんとなくあったのでしょう。

でも話を聞いてみると、生徒さんは人前に出るのが嫌なだけで、ピアノはちゃんと楽しんでいらっしゃるそうなんです。

ピアノはひとりで楽しめればそれでいい。
そういう生徒さんが集まっていらっしゃるんだそうです。

一体何が悪いんでしょうね ^ ^ ;

ピアノをどう楽しもうと、それぞれの自由なんじゃないですか。
生徒さんからしたら、「別に望んでもいない発表会を強いられる筋合いなんてない」って思うんじゃないですか?

先ほどのコンクールもそうですけれども、この業界はこういうところに、「供給側と需要側のズレ」のようなものがあると、私は楽器店の音楽教室で働いていた時からずーーーっと感じていました。

お客さんが何に関心を持っていて、何に価値を感じているのか。
お客さんが何を見ていて、何を見ていないのか。

そういうことに目を向けて真摯に向き合う事って、すーーーっごく大事だと思います。

ですからN先生はここでも全然「ちゃんとして」なくなんかないです。

むしろ生徒さんがピアノを楽しんで、教室を長く続けてくれているんですから、それこそ「ちゃんとしている」ということだと思いますよ。

結論:全然オッケー!

とまぁこんな具合に、「ちゃんとしてない」N先生にとっては、世界の白黒がひっくり返るような話を私にされたわけですね。

こんな自分がホームページなんて出していいのか、生徒が集まるのかと、自信もなく、とても不安に思われていたようですが、総じて、全然オッケーなんじゃないでしょうか。
あなたは全然ちゃんとしてますよ ^ ^

そんなお話をさせていただきました。

「今日は全然思ってもみなかったことばかり言われて(良い意味で)、ほっと安心しました」

↑これがそのご感想です。

ここに書いてないこともたくさん伺ったのですが、指導への考え方や地域性、ライバル教室の状況も含めて、たぶんピアノ生徒を集めるのはN先生が心配されているほど難しくないです(やってみるまで分かりませんけどね)。
たぶん全然いけるんじゃないかと、私は感じました。

以上、今回は LINE 相談メッセージを頂いた三重県のピアノ教室のN先生をご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

あなたは「自分はちゃんとしていない」と思っているところはないですか?
もしかしたらそれ、ただの取り越し苦労かもしれませんよ。