ピアノ教室YouTube活用入門② ~ 教室内利用編

永井です。

前回から、まだYouTubeをやったことがないピアノ教室の先生に向けて、YouTube活用の入門的なお話をしています。

第1回目の前回は、 YouTube を始めるにあたっての基本的な知識と準備のお話でした。
こちら ⇒ ピアノ教室YouTube活用入門① ~ 基礎知識編

2回目からはいよいよ、どんな動画を撮ってピアノ教室の運営に活用していくか、というお話をしていきます。

今回はまず、教室の内部、つまり今すでにいる生徒さんや保護者さんに対して、教室のサービスとして YouTube をどう活用できるかのアイデアをお話ししていきますね。

ま、いきなり何ですが、YouTubeをどう使うかなんて、決まりなんかもちろん無いですし、どう使っても教室さんごとの自由だと思います。

アイデア次第で、相当、いろ~~~んな事が可能だと思います。
なので私のお話はせいぜい発想のきっかけ程度だと思って、ご自分の教室では何ができるか、ぜひ頭を柔らかくして考えてみてくださいね

その1:イベントとしての使い方

ピアノ教室内での YouTube 活用法としては、大きくは2種類に大別できるかなと私は思ってます。

1つはイベント系の使い方です。

発表会やクリスマス会の代わり

まずはこれですよね。

コロナでピアノ発表会を中止せざるを得なくなったので

「生徒さんの演奏を録画してYouTubeに限定公開などで上げて、お披露目の場に代える」

という使い方ですね。

私が運営している全国ピアノ教室オンラインレッスン研究会(新メンバー大歓迎♪)でも、去年からこの話題でずいぶん盛り上がってます。

メンバー同士でアイデアを交換し合って、去年初めて YouTube デビューして、発表会やクリスマス会などのイベントを乗り切ったピアノ教室さんがたくさんありましたよ ^ ^

やり方は、曲が仕上がったら、普段のレッスンで1人ひとり個別にスマホで録画するわけですね。

もし実際の発表会のように、生徒さん全員の演奏を1本の動画にまとめようとしたら、それぞれの動画をつなげる編集作業が発生します。

動画が出来上がって YouTube に限定公開などでアップしたら、その動画の URL を教室のグループ LINE などで皆さんに告知すれば、「みんなでみんなの演奏を聴ける」というオンライン発表会のできあがり ^ ^

生徒さん同士でグループLINEにコメントを書き合ったら、さぞ盛り上がるんじゃないでしょうか。
期間限定でアップして、時期が過ぎたら非公開にしたり削除したりするのもアリです。
DVDに焼いて配るのも良いですね。

全員の動画をつなぎ合わせる編集作業が難しい場合は、「1人1本の動画にする」ということであれば、編集なしでもいけますよ。

編集なしの「一発撮り」を目指すわけですが、本番というのは本来一発勝負ですから、このほうがむしろ本番に近いかもしれないでしょうか。

でもまぁ、いざやってみたら

「あー失敗した!先生、もう1回!」

みたいなことになるんでしょうけどね(笑)
そんなわちゃわちゃを楽しむのも一興なんじゃないでしょうか。

各生徒さんごとの思い出に

1人ひとり別々の動画にするということであれば、べつに発表会みたいな全体イベントのテイでなくてもいいですよね。

例えば、何か1曲仕上がったら、レッスンの時に演奏を撮ってあげて1本の動画にするとしましょう。

その子単体の限定公開動画であれば、その URL をご家族だけにLINEで送ってあげれば、あとはそのご家庭の自由です。

・家族で見て楽しむもよし
・遠方のおじいちゃんおばあちゃんに送って見てもらうもよし
・友達に送って自慢するもよし

いろんな広がり方があると思います。

やっぱり「形になって残る」って、思い出のあり方として良いですよね。
これ、けっこう喜ばれますよ ^ ^

YouTubeと言うと何か特別なもののような気がしますが、昔から写真はあったし、発表会ともなれば客席に家族のビデオカメラのスタンドが並ぶ光景は定番ですよね。

YouTubeという新しいカタチが現れただけで、やってることは昔と大して変わらない気もします。

でも昔のビデオカメラは家族の思い出としてテープが残るだけでしたが、YouTubeでは人に見てもらうことが容易になりました。

音楽は1人で楽しむのも良いですが、「人に聴いてもらう」ということも、とっても大きな醍醐味であり、喜びですよね。
「やっててよかった!」と思う瞬間のひとつだと思います。

いつでもどこでも、遠方の人でも、お手軽に演奏を聴いてもらえる手段ができたというのは、喜ばしいことなんじゃないでしょうか。

それに「ユーチューバー」は今や、子供の「将来なりたい職業ランキング」上位に入るほど人気ですからね。

実際動画にしてYouTubeに上げてあげると、喜ぶ子はすごい喜びます。
自分が主役で YouTube に出て演奏しちゃうんですから、実際にカタチになったものを見ると、けっこう上がります(笑)

ユーチューバーデビューなんて、もうヒーロー気分で、鼻高々で友達に自慢したくてしょうがない子もきっと出てきますよ。
めちゃくちゃ喜んでくれるということです。
嬉しいじゃないですか ^ ^

ノってくると、エンターテインメント精神、パフォーマンス精神も芽生えてくるでしょうから、教育効果としても決して悪くないんじゃないかと思います。
なんか、たくましい子に育ちそうですよね(笑)

その2:レッスンの補助としての使い方

1つめのYouTube 活用法として、イベント系の使い方をあげました。

もう1つは、日頃のレッスンの補助としての使い方もできるんじゃないでしょうか。

補助教材を作ってみる

例えば、

教材に出てくる曲のお手本を先生が撮ってストックしておく。
生徒さんがその曲に入ったら、LINEとかでURLを送ってあげていつでも聞けるようにする。

曲でなくても、その教材のポイントとかを、事前に体系的に撮っておいて、適切なタイミングで与えてあげる。

お家での練習のポイントを撮っておいて、お母さんがそれを見たらわかるようにしておく。

↑この手のアイデアはいくらでも出てくるんじゃないでしょうか。

結構な量になるでしょうし、最初は撮り溜めるのが大変かもしれないですが、一度作ってしまえば「オリジナルサポート教材」みたいな感じで便利かもしれませんよ。

お家での練習の質を上げるサービスですから、あると喜ばれるんじゃないでしょうか。

5分以上のビデオメッセージ

使い回しのできる動画でなくても、個別の生徒さんへのビデオメッセージとしても使えるかと思います。

例えば、生徒さんがお休みをした時。
補講までは出来なくても、一週間練習したことを動画に撮って LINE などで送ってもらう。
LINEで送れるのは5分までの動画なので、多い場合は小分けにしてもらう。

先生のお返事やアドバイスも5分以内に収めてLINEでも良いですが、長くなってしまう場合や、小分けにするのが面倒な場合は、録画を回しっぱなしにして話したり弾いたりした動画を、YouTube に上げて URL を LINE で伝える、なんて使い方のほうが、1発で済んで効率的ということもあるかもしれません。

ビデオ通話やZoomなどで伝えるのも便利ですが、保護者さん(とそのスマホ)を拘束してタイミングを合わせなければいけないので、都合が悪い時もあるかと思います。

そういう時は YouTube などの動画でメッセージを送ってあげると、相手は見る時間を自由に選べて、しかも何度も見られるので、そのほうが喜ばれるということもあるでしょう。

付加価値を上げると退会防止にもなる

紙面が長くなってきたのでこのくらいにしておきますが、どうでしたか?
他にもいろんな活かし方が派生してくるんじゃないでしょうか?

総じて言えるのは、YouTubeをうまく使うと、教室の付加価値を上げたり、コロナ以前に提供できていた価値を補完できたりするということかと思います。

発表会の代わりに使うと言っても、今までの発表会と同じではないですから、これはこれで別の全く新しい楽しみを提供できるということでもあります。

昔ながらのピアノ教室も良いですが、こういう新しい価値、新鮮な楽しみ、今の子供が喜ぶカタチを提供できたら、生徒さんやご家族の満足度もきっと上がるんじゃないでしょうか。

そしてそれは、教室に楽しく長く通ってもらう力、退会防止にもなると思います。

今はコロナで子供達も大変なストレスが溜まってますから、こういう安全な形で楽しめる機会があるというのは、子供達やご家族にとっても、きっとありがたいことなんじゃないでしょうか。

「今だからこそ喜ばれるカタチ」ということですね。
きっと特別な思い出になると思いますよ。

もっといろんな事例やアイデアに触れたい方は、ぜひ「全国ピアノ教室オンラインレッスン研究会」にご参加ください詳細はこちら
おひとり1回、毎月のZoom定例会にご参加いただけますので、まずはこちらにぜひお越しください ^ ^

 

ということで、今回は「ピアノ教室YouTube活用入門②」として、教室内での利用ということについてお話ししてみました。
まずは小さな形で良いと思いますので、できるところからぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

3回目の次回は、外向けの使い方、つまり生徒募集の観点から、ピアノ教室の YouTube 活用ということを見ていきたいと思います。
おたのしみに ^ ^