「いっそ教室ホームページを閉じてしまおうか……」←ちょっと待った!ちゃんと直せばいけますよ!

理想のピアノ生徒が集まるホームページ制作&集客コンサルタントの永井です。

今月の上旬頃、九州の某都市でリトミックとピアノ教室をされているW先生からLINE メッセージを頂きました(LINE無料相談はこちら)。

「2年前に教室ホームページを作ったのだけれども、作る前とお問合せが変わらないので一度見て欲しい」

というご相談で、私の「ホームページ健康診断」にお申し込みくださったのです。

この手のお話は以前もご紹介したことがありますが、本当によく聞きます。

同じような悩みをお持ちのピアノ教室の先生は、結構いらっしゃるのではないかと思い、1つの参考事例として今回もご紹介したいと思います。

これからピアノ教室のホームページを作ろうという方は、こういうことも起こり得るということを、ぜひ事前情報として知っておいていただけるとよろしいかと思います。

「いっそのことホームページを閉じてしまおうかしら」

「ホームページを作ったのにピアノ生徒が全然来ない!」となる前に ~ 大阪のピアノ教室 M 先生のご相談

↑以前ご紹介したこの記事のM先生は、ホームページを作っている最中でのご相談でしたが、今回はホームページを作った後、実際に2年ほど使った結果、全然問い合わせが来なかった、というご相談なんですね。

ホームページを作ってくれたのは地元の知り合いの業者さんで、安くしてくれたのはいいけれども問い合わせがないのでは管理費ももったいないし、もうやめてしまおうか……

そう思い、インスタグラムでも始めてみようかと調べていたところ、たまたまネットで私のブログ記事(※)を見つけてくださったのだそうです。
母のピアノ教室生徒を7人から44人に、2年弱で遠隔で増やしたネット集客のやり方

私が楽器店教室での勤務経験を持っていて、個人の音楽教室を専門にやっている点を買ってくださり、私の「ホームページ健康診断」を受けて最後にひとあがきしてみよう

ということでご連絡をくださったのでした。

ありがとうございます。
腕が鳴りますね ^ ^

せっかく教室ホームページを作ったのに生徒さんが増えず、費用分の回収すらできないというのはというのは、本当にお気の毒だと思います。

私も微力ながら情報発信を頑張って、音楽教室のホームページというのは、ただ作りさえすれば生徒が集まるというものではないということを、多くの先生方に、できればホームページを作る前に知っていただきたいと、改めて感じました。

見た目はそれなりにキレイ、でも掲載内容は全て自分で考えた

さて今回のW先生のホームページですが、前述のM先生の時と同様、ホームページの掲載内容については全て自分で考えられたそうです。

制作された業者さんは、ホームページという「入れ物」をただ作るだけの典型的な業者さんだったみたいですね。
音楽教室を探すお客さんの心理や、どんなことをどう載せたら問合せが来るのか、そんなことは分からないので「中身」は自分で作って下さい、というパターンです(これが普通かと思いますが)。

サイトを拝見すると、見た目はそれなりにキレイなんですよ。
可愛いイラストなんかも入っていて、いかにもリトミック教室という感じのデザインではあるんです。

今回のW先生のホームページの場合は、「中身の作り方」で失敗してしまっているんですね。

私は以前、ホームページを使ったピアノ生徒集めにおける「集客力」と「デザイン性」の関係は、「料理」と「お皿」の関係と同じだというお話をしたことがあります。
ネットでピアノ生徒を集めるのに “高額な” ホームページは必要なのか

キレイなお皿に料理が乗っていると、料理も美味し「そう」には見えます。

でも実際に美味しいかどうかは別で、お客さんが料理を食べに来てくれるかどうかは、基本的には、料理の味とかどんな料理なのかとか、入れ物に入れる中身の部分で決まると思うんですよね。

器の見た目も大事といえば大事なのですが、やはり肝心なのは中身なのだというのが私の考えです。

情報が散らばっていて整理が必要

では具体的に、中身についてどう具合が悪かったか、ですよね。

ツッコミどころはたくさんありましたが、一番大きいなと私が思ったのは

情報の配置の仕方がとても分かりにくい

という点でした。

「掲載内容は全部一人で考えて、すごく大変だったんです……」

そう仰っていましたが、一人で色々考えているうちに、客観的な見え方、何も知らない人が初めてサイトを訪れた時にどう見えるか、そういうところまで気が回らなかったのでしょうね。

そもそもホームページに何をどう載せたらいいかなんて、普通は考えたことがないし、分からなくても仕方がないと思います。
全体の情報構造を俯瞰するのも、人によって得手不得手があると思いますし。

W先生のホームページは、教室やレッスンについて、知りたい情報がサイトのあちこちに散在してしまっていて、教室の実態がすごく捉えにくい構造になっていたんですね。
言い方は悪いですが情報の配置がぐちゃぐちゃで分かりづらい、という状態だったのです。

これはW先生に限ったことではなく、こうしたピアノ教室のホームページはとてもよく見かけます。
ましてやアメブロなどの無料ブログツールの場合は尚更この傾向は強いです(欲しい情報が本当に見つけられない!)。

ですので、私が真っ先に処方箋としてご提案したのは、掲載情報の大がかりな「組み変え」です 。
言わば外科手術的な、ページ構成の変更ですね(デザイン変更でなく、あくまで文章素材の配置整理)。

それぞれのページの役割をスパッと明確にした上で情報をまとめて、お客さんが知りたい情報をパッと見つけられるように導線をつなげてあげることが必要ですよ。

と、こうしたことをまずお伝えしました。
(実際はもっと具体的に、ここがあーでこーでと言いましたが)

「いっそ作り直したほうが確実かも……」

他の点についても、まだまだたっぷり処方箋を用意して私は意気込んでいたのですが、最初にここまでお伝えした時点で、W先生も目から鱗だったようでとても納得され

「だったらいっそのこと永井さんに作り直してもらおうかしら……」

と言ってくださったのです。

というのは

今の業者さんの場合だと、ページの掲載情報を変更するのには別途追加料金がかかってしまうのだけれども、そうして修正してもらったところでうまく生徒が集まるようにできるかは分からないし……

しかも

相手の業者さんも音楽教室の集客については素人なわけで、W先生としては、私(永井)の話を聞いてご自分が納得することはできても、それを業者さんに的確に指示する自信がないし……

ということだったんですね。

なるほど、私は文章の修正ぐらいはご自分でできるのかと思っていたのですが(CMSと言って最近はそういうサイトが多い)、今回の場合は、サイト修正に関しては全て業者さんが握っているとの事でした。

私としてはそんなつもりで話をしていたわけではなかったのですが、お任せいただけるのであれば、もちろん喜んでやらせていただきましょう!

と、こうして今回の「ホームページ健康診断」は、途中からサイトリニューアルのご依頼のお話に変わってしまったのでした ^ ^ ;

残りの処方箋についても、リニューアルの際に私がしっかり反映させるのでご安心いただきたいと思います。

W先生はアメブロもやっていらっしゃいます。
もうあっちもこっちもやりたくない、大変だし疲れた、とも仰っていました。

もうやらなくて大丈夫ですよ ^ ^
先生としての腕自体はしっかりしていらっしゃるし、生徒さんの評判も良さそうですので、情報発信のやり方さえ間違えなければホームページひとつで十分やっていけるでしょう。

さぁ、これからサイトリニューアルで忙しくなりますよ!
なんとか年明けから始まる春募集(※)には間に合わせたいですね 。
間に合うかなぁ~ ^ ^ ;
体験申込が続々わくわく♪ はて?春の入会ラッシュは3月から? いえいえ実は……

以上、今回は「ホームページ健康診断」にお申し込みくださった九州のリトミック&ピアノ教室のW先生をご紹介しました。
ピアノ教室ホームページからのお問い合わせが来なくて悩んでいる、これからピアノ教室ホームページの制作を検討しているという方のご参考になれば幸いです。
 

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