ご相談事例:20代ピアノ教室経営者 ~ 現在の強みと将来の強みは何か

昨日、ご実家でピアノ教室を営む20代半ばのある先生から、教室運営とウェブの事でご相談を受けました。

この方は、月曜~木曜の夕方以降にはご自宅で子供にピアノを教え、週末は所属事務所からのブライダル演奏のお仕事をこなしているとのこと。

しかも月曜~水曜の日中は、お母様が経営される幼稚園で幼児にリトミックなども教え、20代半ばにしてかなり充実したお仕事のスタイルを構築されています。

次のページも人気です
生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方(記事一覧)
ピアノ教室ウェブ集客(生徒募集)のポイント(記事一覧)
母のピアノ教室生徒を7人から44人に2年弱で遠隔で増やしたネット集客のやり方

月~木の夕方以降は満員

ご相談の始めはレッスン料やレッスン回数の変更など、教室運営面の相談を受けていたのですが、生徒数を聞いたら、なんと月~木の16時以降が夜まで満員だと言うのです。

ほぉ~!この若さでそれはすごい!

どうやったのか気になりますよね(笑)

聞いてみたらこんな具合でした。

今のご実家のマンションには、先生が高校生の時に新築で家族で引越してこられ、他に若いファミリーも一斉に入られました。

その後、先生が音大に進学して卒業するまでに、新築時の小さい子供達もいい感じに育ち、卒業と同時に教室を開業したら口コミでどっと入ったそうです。

なので、生徒さんは全員そのマンションの子供達なんだそうです。

こんなオイシイ話が実際にあるんですね(笑)

何が強みなのか

この方も運が良かったのは間違い無いと思います。
ご本人もそうおっしゃってました。

でもそれだけではきっと口コミで満員にはならないですよね。

何が魅力だったのでしょうか?

お話をしていて、とても快活で社交的なお人柄なので、確かに受けは良さそうです。
教えること自体も上手なのかもしれませんね。

他に聞いてみると、週末にブライダルで演奏をしているプロである事が効いてるようです。

「結婚式で生演奏するプロのピアニスト」という印象は、確かに若いママや女の子の受けは良さそうですよね。

たまに演奏の仕事でレッスンの日時変更をお願いする「忙しいプロ感」もまた、良い演出になっていそうです。

演奏活動のPRは教室集客の武器にもなる

ということで。

ハイ、ここ今日のポイントです(笑)

教室経営者の皆さん。
日頃の演奏活動、ちゃんとホームページのブログでアピールしてますか??

お金をもらう生演奏の仕事、オケや吹奏楽のエキストラ、自主開催のライブや演奏会、これ全部、教室のHPに来た見込み客への説得材料だという事です。

講師としての魅力であったり、実力の証明(本当は指導力は別なのですが)になる訳です。

SNSでちょろっと書くだけではぬるいですよ。
すぐに流れて終わりですから、HPにしっかり蓄積させて下さいね。

顧客にとっての価値を考える

では話を今回の先生に戻します。

ご本人も日頃の演奏活動が、強みとして作用している事は自覚されています。

そしてこの裏返しとして心配されているのが、平日の日中に行っている幼稚園でのリトミックです。

「演奏以外の仕事をしている事を知られたらマイナスなのでは」
という事で、今の生徒さんやご父兄には話されてないそうです。

はいでました、演奏以外は音楽家の仕事じゃない論。

実は、音大出身者と顧客との間にはけっこうな価値観のズレがあります。

教室経営者を含め、多くの音大出身者が気付いていない、顧客にとっての価値(=お金に換わるもの)があるのです。

ここの商機に気付き、経営戦略に組込めた教室は、今後勝っていけるでしょう。

強みの獲得を戦略的に

今回の先生にもちゃんとアドバイスしてあげました。

幼稚園で子供を扱う実践経験が豊富な先生だったら、親御さんも安心なんじゃないですか?と。

ましてや保育士免許まで持ってたら(取ろうか迷ってる)、より客観的な証明になるじゃないですか。

親御さんは大事な子供を預けるんです。

子供の扱いに詳しい先生とそうでない先生、どっちのポイントが高いですか?と。

実際にその幼稚園に通う生徒さんもいらして、その方はもちろん知っているそうです。

ご本人が知らないだけで、けっこう保護者さんの間では知れ渡ってるのかも知れませんよ(笑)

一般に、音楽教室の指導者の間では「上達至上主義」とでも言うような価値観がけっこうあります。
※今回の先生がそうだという事ではありません。

上手くなる事は確かに大事です。
でもそれが顧客にとっての価値の全てなんですか?

この問いに、自分なりの答えを商品として提示できるかどうかで、多くの教室の命運は変わると思います。

顧客は、顧客にとっての価値に対してお金を払うからです。

今回の先生の場合は、今はブライダルの仕事が強みになっているかもしれません。
しかしどこかでそれが途絶えた時、何を武器に戦うのでしょうか?

私は今の幼稚園の仕事にも誇りを持って取り組み、長期的な経営戦略として、保育士免許も取れる時にがんばって取っておくべきだと伝えました。

それを聞いたご本人は、幼稚園での勤務経験が武器になろうとは全く思ってなかったと仰いました。

目の鱗を1つ取れたようなので、今後の舵取りも少し変わってくるでしょう。

現時点でもかなり優秀な方ではありますが、さらに大きく長い目で、発展されていく事を願います。

生徒募集ノウハウの記事一覧はこちら↓
ピアノ教室ウェブ集客(生徒募集)のポイント(一覧)
生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方(一覧)