夏場のアクセス解析から学べるWeb戦略とは

永井です。

梅雨も明けて、今年も夏がやってきましたね♪

今回は、
音楽教室業界にとって、夏ってどんな時期なんだろう?
という点について、Webの視点から見ていきたいと思います。

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ま、閑散期ですよね、一言で言ってしまえば(笑)。

体験は来ないし、生徒は練習しないし。
先生にとっては、なかなか悩みの時期かも知れませんね。

そんな夏休み。
教室ホームページへのアクセスはどんな感じなのでしょうか?

「そんなの考えた事もないな~」
なんて思う人がほとんどかも知れません。

生徒が来る時期じゃないのは分かり切ってます。
そんなの見てどうするんだと(笑)。

ま、完全にヲタクがやる事ですよ。
1データとして興味のある方はお付き合いくださいませ。

なかなか面白い事が見えてくるものですよ。

夏場のアクセスの特徴

まず前提として、ここではピアノ教室など、子供をターゲットにした教室サイトについて扱う事にします。

さて、アクセス解析の1つのポイントとして、想像をたくましくする事があります。
アクセス解析とは、数字から人間の行動や心理を読み取る作業だからです。

夏休みだというのに、1人部屋に籠って妄想たくましくする訳です(笑)。

子供のピアノ教室のサイトを見るのは、きっと子供がいる親だな。

夏休みは子供もずっと家にいて、忙しいだろうな。
遊びにも連れて行かないとだろうな。
ママもパパも大変だ。

お盆休みともなれば、パパもママも子供もみんな家にいて、もうバタバタだろうな。
お墓参りに行ったりおばあちゃん家に遊びに行ったり、忙しいだろうな。

お盆が明けたら、子供が宿題に追われ始めて、家の中は少し静かになるのかな?(笑)

そしたらママの手も少し空くのかしら?
あ、そろそろ新学期の事も考えなくちゃ!

お客様はきっとそんな状態にあるのが、夏という時期なのかも知れません。

①基本的にアクセス数は減る

ではそんな時に、習い事を探してピアノ教室のホームページを見たりなんてするのか?という事ですよね。

まぁ、見ないでしょうね(笑)。
予想としては、まずそうなります。

でも、本当にそうなのだろうか?とも思ってみる。
そしてGoogleアナリティクス(※)を開いて見てみる。

※Googleが無料提供するサイト解析ツール

すると確かに減ってるんですよね。
実際、夏場はアクセス数が落ち込みます。

当たり前だと思いますよね?

でも私には最初これが分からなかったのです。

私の楽器店時代のお話

私が楽器店のWeb担当者だった頃の話です。

9月に入ると、秋の生徒募集が始まります。
その為に、お盆前頃から秋の体験レッスンの募集を公開するのです。

お盆休み前に秋募集の特集ページをガッツリ作り込みます。

「仕事が休みなんだから、きっとサイトを見に来てくれるだろう!」

そんな安易な期待は、お盆休み明けのアクセスチェックで無残にも打ち砕かれました。

全然アクセスが無いじゃないか!
当然、体験申込みもほとんど入っていません。

死にたくなるほど落ち込みました(笑)。

なぜだと。

薄々感じてはいつつも受け入れたくなかった現実を、数字として叩きつけられた訳ですね。

現実は受け入れないといけません。

②検索意図の比率が変わる

ユーザーの検索には必ず意図があります。
「こんな情報が欲しい」という目的があるのです。

実は音楽教室のサイトを訪れるユーザーは、この検索意図により2種類に分ける事ができます。

A.教室を探して訪れるユーザー

  • 見込み客ど真ん中の方
  • 「○○市 ピアノ教室」等の検索で訪れる
  • トップページから入ってくる事が多い

B.情報を探して訪れるユーザー

  • 教室に通いたいのではなく、ブログに書かれている情報が欲しい方
  • ブログで扱っている話題が検索に引っかかって訪れる
  • 個別のブログ記事から入ってくる事が多い

このABのユーザーの比率が春と夏とで変わります。

春はAの熱いユーザーが増えます。
夏はAが減るのでBのユーザーが相対的に増えます。

③ブログの質と量があるサイトは強い

つまり、日頃ブログをがんばっていて、Bのユーザー層を多く抱えるサイトは年間を通して安定してアクセスを得られるという事です。

このBの情報目的ユーザーはお金を落とす事はありません。

「じゃあ来てもしょうがないじゃん」

と思いきや、そうでも無いんです。

近所に同じようなピアノ教室とそのサイトがあったとします。

その場合、どちらが「良いサイト」として検索エンジンに紹介してもらいやすいか(上位表示されやすいか)です。

その指標は200以上あるとされ、非公開なのですが、その1つとしてアクセス数が重要なのは間違いありません。

月に100人しか見に来ないサイトと、月に1,000人見に来るサイト。
Googleがお客様である検索ユーザーにどちらをオススメするかは明らかですよね。

なのでブログは、Aの訪問者をつかむ事も大切ですが、Bの訪問者対策も意外と大事なんです。

むしろ検索対策(SEO)としては、このBユーザーの流入数が、氷山の水面下のように、見えない浮力として大きく働くのです。

まずは動じないこと

ここまで説明を読んで来られて、そんなに意外な話は無かったかも知れません。

でも言われれば分かる事でも、なかなか自分では気付けないものです。

知っていれば動じない事でも、知らないと焦ったり落ち込んだりすることになります(私のように)。

Aユーザー減る→アクセス減る→問合せ減る

またBユーザーが増える事で、サイト全体の直帰率(最初の1ページだけ見て離脱)も上がります。

その記事で目当ての情報を得たら(又は得られなかったら)、もうそのサイトには用が無いからです。

直帰率が高いという事は、質の低いサイトと見られる可能性があり、減点要因になります。

しかし教室に関心が強いAユーザーが集まる春と比べたら、夏にBユーザーにより直帰率が上がるのはある程度仕方がない事なのです(アクセスがあるだけ良いです)。

これも知らないと焦ります。
これで焦って下手にサイトをいじったりすると、ドツボにハマります。

この時期は数字が悪くても、動じないことです。
シーズンが来ればまた数字は回復します。

夏期にやるべきサイト運用

夏場はこれを逆手に取るのが良いでしょう。

サイトの改造やリニューアルは、この時期にやるのが一番の得策です。

あるいは、体験の記事など書くことが無ければ、気合を入れてBユーザー向けの記事を、この時期にまとめて書き上げるのも手です。

発表会など、1年間のイベント情報を更新するのも良いでしょう。

いずれにせよ、夏は備えの時期、あるいは春募集での気付きを改善に反映させる時期という事なんですね。

「夏休みだからって遊んでばかりいないで、ちゃんと練習するのよ!」

先生、あなたもですよ!(笑)

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