【ピアノ教室コロナ対策⑩】緊急事態宣言延長!いつまで続く?これからどうする?

永井です。

本日2020年5月4日の夕方、安倍総理大臣は会見を開き、緊急事態宣言を5月31日まで延長する旨の発表が正式になされました。

当初、5月6日までを期間として発令された緊急事態宣言ですが、案の定延長となりましたね。

2月末の全国一斉休校から始まった私のブログシリーズ【ピアノ教室コロナ対策】ですが、今回でもう10回目となってしまいました。
非常に苦しいところで、一体いつまで続くのかと思いますが、この状況は今しばらく続きそうです(長丁場になるとも言われ始めていますね)。

町の個人ピアノ教室さんでも他の習い事の教室さんでも、1日も早い終息を願い、様々な対策を取ってこられたと思います。
そして緊急事態宣言の延長が正式に発表された今、このゴールデンウィーク以降のピアノ教室運営をどのようにしていくか、新しい局面での判断に迫られている先生もいらっしゃることでしょう。

そこで今回も、この新型コロナウイルス禍の最中において、今の時点(2020年5月4日)での、個人ピアノ教室の今後の舵取りについて改めて考えてみたいと思います。

また今回は、先月(と5月1日)に私が開催したオンラインイベント(座談会・情報交換会・セミナー)にご参加いただいた、およそ100名の日本中の音楽教室(主にピアノ教室)の先生方から伺った教室の状況やご判断、オンラインレッスンへの取り組みについても、参考情報として、一部ではありますが、読者の皆さまに還元する意図で語ってみたいと思います。

 

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新しい生活様式

さて、4月から発令された緊急事態宣言ですが、その効果のほどは「感染者の増加は減少傾向にはあるが、期待したほどではなく、引き続き感染拡大への取り組みが必要」とのことで、延長となったようですね。

東京・大阪などの「特定警戒都道府県」の13都道府県は引き続き、8割の接触機会削減が求められることとなりました。
実質的に、外出自粛も休業要請も、5月31日まで続く形になるのでしょう。

一方で、「特定警戒都道府県」以外の34県については、一定程度の行動制限の緩和も考えられている模様です。

それとともに「新しい生活様式」という言葉が出てきました。

コロナ以前ではなくコロナ以降の、3密と不要不急の外出を避ける、マスク着用・消毒・換気等を徹底する、人との距離を取る(フィジカルディスタンス)、可能な限りリモートワークを行う、こうした新しい生活様式を指すものと思われます。

「特定警戒都道府県」以外の地域で、行動規制を徐々に緩めていく事があるとしても、これまでのコロナ対策を継続しながら慎重に活動を再開させて行って欲しい、ということなのでしょう。

※ピアノ教室における「新しい生活様式」がどのようなものになるかは、これまでの「ピアノ教室コロナ対策」シリーズ記事で再三書いてきましたので、そちらをご覧ください。

個人ピアノ教室はレッスンを再開できるのか?

肝心の、個人ピアノ教室(習い事全般に言えると思いますが)が今後のピアノレッスンをどうするかですが、やはりここも地域によって判断が変わってくるところかと思います。

これまで全国の先生方から伺った話によると、地域によって、緊急事態宣言が出るまでは、対面によるリアルレッスンを続けていたピアノ教室さんもパラパラあったようです。

しかし緊急事態宣言が、特に全国に出されてからは、さすがにほとんどの教室さんがリアルレッスンを自粛されているとのことでした。

そしてGW以降についてですが、まず「特定警戒都道府県」のピアノ教室においては、対面によるリアルレッスンはやはり引き続き控えた方が良いかと思います。
こうした地域は、お休みにするか、オンラインレッスンで乗り切るか(後述)、現状としてはやはりこの2択しかないのかなと思います。

微妙なのは、「特定警戒都道府県」以外の34県のピアノ教室さんですよね。
今後は各県や自治体によって、行動制限の緩め具合に差が出てくるかもしれません。
地域によっては期限前の解除もあり得るとのことですしね。

そういった地域については、あくまで今後の感染状況や、各県知事や自治体、専門家会議の見解にもよりますが、場合によっては様子を見ながら、生徒さんや保護者さんがご希望される場合は、徐々に対面によるピアノレッスンを再開することも可能かもしれません(もちろん「新しい生活様式」を堅持しつつ)。

新型コロナウイルスとの戦いが長期戦になる以上、経済活動の再開もコロナ対策と共存、両立させながらなされていく局面に入りつつある、ということかと思います。
ピアノ教室やピアノレッスン(他の習い事も)を再開しても、マスクはとれず、3密も避け続け、「新しい生活様式」の中でなされていくということ。

「まったく元通りの生活には当分戻りませんから、覚悟して下さいね」

そう言われているかのようです。

日本全国、ピアノ教室オンラインレッスン事情

対面によるピアノレッスンができないということで、今注目されているのがオンラインレッスンですよね。

4月に私が開催したオンラインイベントでも、日本全国から100名ほど参加された皆さんの、オンラインレッスンへの関心は非常に高く、たくさんの情報交換、意見交換が活発になされました。

あまりにオンラインレッスンの話ばかりになるので、もうオンラインレッスンだけにテーマを絞ろうという情報交換会も3回ほど行いました。

このイベントは参加者さんのご感想として「また参加したい」という声が非常に多いのも特徴で、中には2回3回と参加される先生もおられ、オンライン情報交換会での皆さんの会話のレベルが、回を追うごとに上がっていっていくのも面白いところでしたよ。

まさに今、現在進行形で皆さんが試行錯誤を繰り返し、この個人ピアノ教室業界全体の中で、オンラインレッスンというピアノ教室の新しいあり方が模索され、ノウハウが醸成されていっている、そんな現場を目の当たりにさせていただいている感じです。

こうした機会をご提供できていることを、私は非常に光栄に思っています。

今後もまたこうしたイベントを開催していきたいと思いますので、ご興味のある方はぜひご参加ください(ご新規さんもリピートさんも歓迎)。

次のイベントが決まりましたら私の LINE 公式アカウントでお知らせしますので、逃さずチェックしたい方は私の LINE の友だち追加をお願いします(友だち追加はこちら)。

せっかくなのでこの場を借りて、これまでのオンライン情報交換会で議論された内容について、ほんの一部ではありますがご紹介させていただきたいと思います。

どれくらいのピアノ教室さんがオンライン対応している?

私が肌で感じている限りでは、個人ピアノ教室のオンライン対応の動きは、緊急事態宣言の発令範囲が全国に広がってから、皆さんのスイッチが一斉に入ったような印象を受けています。

それまでもパラパラと、一部の教室さんでなされたり、ちょこっとかじる程度という先生もいらしたようですが、皆さんいよいよ重い腰を上げ始めたのは、4月の中旬から下旬あたりかな、という全体感です。

連日の収束状況を見て
「こりゃ、まだまだ終わりそうにないな、、、」
と、始めざるを得ないかのようです。

全体から見たら、おそらくまだ7割~8割、もしかしたら9割ぐらいの先生が、ようやくオンライン対応をし始めたばかりか、まだしていないのではないか、というのが私の感触です(4月下旬~5月上旬時点)。

なので、これからチャレンジしようという方も決して遅くないですから、今からでもぜひオンライン対応の勉強を始めることを私はお勧めします。

ツールは何を使っている?何が良い?

話題によく挙がるのが、オンラインレッスンのツールとして何を使うかです。
Zoom(ズーム)というアプリが、セキュリティ面の課題は取り沙汰されながらも、やはりこれを使おうという先生は少なくないようです(私がZoomでイベントを開いたからかもしれませんが)。

ただ一方で声として多かったのは、LINEのビデオ通話や、iPhoneのフェイスタイムというアプリを使うのも決して悪くない、というご意見です。

Zoomという初めてのツールを使うよりも、スマートフォンだけで、普段から使い慣れているアプリでできるということは、先生側も生徒(保護者)側もハードルが低いので、まずはここから始めてみるのも良い手のようです。

音質の悪さやタイムラグの問題をどうする?

これも毎回話題になりました。

音が割れたり、伸びなかったりと、音質が悪い。
通信のタイムラグがあるので、生徒の演奏に先生が伴奏を入れたり、先生の演奏に生徒が手拍子を入れたりということが難しい。

こういったお悩みも非常に多く挙がりました。

これは先生側と生徒側の環境により、様々な要因が複雑に絡み合うので一概には言えないようです。

1つ傾向として言えるとしたら、スマートフォンの音質(集音も再生も)はノートパソコンのそれよりずっと良さそうだ、ということは感じました。

これはアナログ先生にとってはひとつの福音だと思います。
先生が無理してノートパソコンを使う必要も、生徒さんの側にパソコンを用意してもらう必要も、必ずしもないということですからね。

一部に「フェイスタイムは音がきれい説」があるのも、アプリがというより、iPhone同士という要因による面もあるのではないかと私は思っています。

ただ現実としては、どんなに改善しても音質はリアルには絶対に叶わないし、タイムラグも現時点ではなくならない、ということです。

積極的な先生方のご意見としては、単に、音が汚いからダメだ、音がズレるからダメだ、と言うのではなく、そういうものと割り切って、その枠の中でどれだけ良いレッスンを提供できるかに発想を変えること、というものでした。

そうした視点からオンラインレッスンを考えている先生方からは、逆にリアルのレッスンではできない、オンラインならではの良さをどう生かすか?という発想からのアイデア交換が活発になされる場面もありましたよ。
非常に貴重で有意義な時間だったと思います。

オンラインレッスンに乗り気でない保護者さんにどうアプローチする?

これも非常に多く話題に上がりました。

先生がオンラインレッスンをやりますと言っても、生徒さんや保護者さん側が乗って来ないという「笛吹けども踊らず」状態。

人間、新しいこと、分からないことというのは難しそうに感じるものです。
使ったこともないアプリを使ってオンラインレッスンなんて気が進まない、やりたくない。

他ならぬ、今この記事をお読みのあなたもそうなのでは(そうだったのでは)ないでしょうか。
私はそうでした(笑)。

しかしここを突破できない限りはレッスン料をいただくわけにもいきませんから、この心理的壁をどう越えるかは死活問題ですよね。

この点についても、皆さんとても試行錯誤されていたようで、様々なアイデアや体験談が飛び交いました。
参加者の皆さんが出し惜しみせず、旺盛にシェアしてくださったおかげで、あの手この手の秘策が活発に情報交換されていましたよ。

他にも、
子供の興味を引き続けるにはどうしたらよいか?
レッスン料の徴収をどうしたらよいか?
楽譜への書き込みをどうしたらよいか?
ワークへの丸つけをどうしたらよいか?

と、皆さん思い思いに質問をし、お互いの知識経験で補い合っていらっしゃいました。
素晴らしい機会だったと思います。
またやりましょう ^ ^

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ただ待つのではなく、積極的な努力が必要な時

4月のオンラインイベントを通して感じたことは、日本中で様々な先生が、様々な状況の中で試行錯誤をされているということでした。

「この状況はそうは元に戻らない」

そういうことを多くの先生方がようやく感じ始め、それぞれの環境の中で、必死にあがいています。

そう、個人ピアノ教室はこの状況下で、あがけるだけ良いと思います。
大手などの組織に所属する講師は、個人としてはあがきようがありません。

こんな状況の中でも、迅速かつ柔軟に対応ができるのは、個人運営だからです。
会社組織となると、残念ながらこうはいきません。

私は前から、ピアノ教室や音楽教室もこれからは個人の時代だと、このブログでも何度か書いてきました。

本当にこれは言いにくいことですが、今のこの状況下で生き残りの戦いができているのは、企業ではなく個人の教室のほうだと私は感じています(企業も企業で再起のための戦いをなされているのだとは思いますが)。

この新型コロナウイルスによって、音楽教室も個人の時代がさらに加速するのではないか、私は今そんなふうに見ています。

個人ピアノ教室の先生は、迅速かつ柔軟に動ける個人運営の強みを、今発揮しない手はないと思います。

リアルの世界で人が動けない以上、インターネット、オンラインツールの重要性はこれまでの比ではなくなりつつあるのではないでしょうか。

私の所にも今、オンラインレッスンを学ぶためにイベントに参加したい、もう教室のホームページを作らなければいけない時期にきている、もう某社には頼れない、自分でネットで生徒を集めるしかない、といった切実なご相談も増えています。

この新型コロナウイルスは、意外としつこいです。

ワクチンの開発にかかる期間は1年とも2年とも言われています。
5月31日まで延長になった緊急事態宣言ですが、再延長にならない保証なんてどこにもありません。
ワクチンがない以上、宣言が解除されたとしても「新しい生活様式」は当面続くでしょう。

2月に「正念場」と言われて、気付けばもう2ヶ月半ですよ。
あれ、もう終わったんですかね?
この新型コロナウイルスはいつまで続くんでしょうか?

ステイホームとは言いますが、残念ながらピアノ教室、音楽教室の生き残りは、ただ家でじっとしているだけでは難しそうです。

この状況下で、何が可能かを考え続け、行動に移す努力をしているピアノ教室が、これから生き残れる確率が高まるピアノ教室なのではないでしょうか。

がんばっていきましょう!

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内閣官房:新型コロナウイルス感染症の対応について
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