母のピアノ教室生徒を7人から44人に2年弱で遠隔で増やしたネット集客のやり方

永井です。

私がまだ楽器店のウェブ担当として東京23区の全センター(教室)のピアノ生徒募集をしていた頃、私は個人ピアノ教室には個人ピアノ教室の、楽器店には決してできないピアノ生徒の集め方がある、という事に気付きました。

それを実際に、実家にいる母のピアノ教室で遠隔で試したところ、生徒が7人から44人まで2年弱で増えたのです(体力的に満員)。

このページでは、ピアノ生徒が集まらない、増えないなど、生徒の減少でお悩みの個人ピアノ教室の先生に向けて今の時代、個人のピアノ教室がどうしたらインターネットを使って生徒を集められるのか?
その方法を共有したいと思います(永井についてはこちら)。

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遠隔で母のピアノ教室生徒を7人から44人(満員)に2年弱で増やした話

「来月の発表会が終わったら、生徒さんが7人に減っちゃう」

2015年4月、「ピアノ生徒が集まらない」と青い顔をして言ったのは、親戚の法事で久しぶり会った母でした。

※早く本題を読みたい方はこちらをクリックでこのストーリーを読み飛ばせます。

私の母は、埼玉の実家で小さな個人ピアノ教室を運営しています。
当時すでに指導歴40年以上という年齢でした。

体力的にもう多くの生徒は持てないとは言え、最近は生徒が集まらず、その年は発表会を期に生徒が3人辞めて、7人まで減少してしまうと嘆いていたのです。

「昔は口コミだけで来たんだけど、最近は全然生徒が集まらないよ……」
「生徒募集なんて玄関先の小さな看板くらいだし……」
「ネットなんて自分では見るだけで、メールしかできないな……」

そんな風に、今の時代、どうしたら生徒が増えるのか分からず、じりじりと生徒が減少していく事態に悩んでいたのだそうです。

私の母は、名をはせた講師でも名演奏家でも何でもありません。
40数年前に東京音大のピアノ科を出たというだけの、ごく普通の「住宅街のピアノの先生」です。

インターネットなど無い時代からずっとアナログで個人ピアノ教室をやってきて、最近やっとスマホでネットデビューしたという母です。

今の時代、もはや看板と紹介だけでは生徒は集まらないことぐらいは分かっても、ネットで生徒を増やす方法など分からず、どうしようもなかったのかもしれません。

困り果てた末に母は

「介護のパートでも始めようかしら……」

とまで言い出したのです(父は10年前に他界していました)。
息子としては「いやいやいや、ちょっと待て」という話ですよ。

せっかく今までずっと、細々とではあってもピアノ教室を続けてきて、指導経験も積み重ねてきた子ども好きの母です。
還暦も過ぎて、今さら介護のパートだなんて、それは無いでしょう……

さすがに黙って見ている訳にはいきませんでした。

その後私は、ゴールデンウィークを返上して母に簡単なホームページを作ってあげ、ブログの文章を日々メールで送ってもらい、遠隔で生徒集めを手伝ってあげることにしたのです。

それから2年弱――。
2017年4月には、母のピアノ教室の生徒は44人まで増えていました(体力的に限界とのことで、ほぼ満員)。

新入会のほとんどは、母ご希望の幼児~低学年のお子さんで、皆さん教室通いにも定着しているので、しばらくは安定した生徒数を維持できる見込みです。

※2019年7月現在も平日の日中にわずかに空きがある程度で、ほぼ満員。

ピアノ生徒が集まらない理由

改めまして、NAGAI生徒募集サポーティング代表の永井です(永井についてはこちら)。

最初に母の事例をご紹介しましたが、他の個人ピアノ教室さんの生徒募集でも、つい10年くらい前までは口コミでそこそこやっていたという先生は私もよくお見受けします。

しかし一方で、この数年は全然生徒が増えない、減少して困っているというご相談もとても多くいただいています(無料LINE相談はこちら)。

これは時期的にスマートフォンの普及と重なっており、若いママ達も子供の習い事(バレエ、ダンス、英語などピアノ以外の候補を含め)はネットで探し、ネットの情報をもとに比較し、選ぶ傾向が増している事を意味するのではないでしょうか。

今は共働き世帯が増えた事で、ママ同士の繋がりや地域との繋がりが希薄になり、昔よりも口コミが発生しにくくなっている、という事もあるかも分かりません。

いずれにしても、私の母は例外ではなく「昔のようにはピアノ生徒が集まらない、増えない」「生徒の減少が止まらない」と、ピアノ教室運営に苦戦を強いられている先生も少なくないのではないでしょうか。

そんな背景もあり、生徒が集まらないと困っていた母が、どのようにしてインターネットを使ってピアノ教室の生徒を増やしていったのか、その方法を、世のピアノ教室の先生方にも共有しようと思ったのです。

それでは早速いきましょう。

どうしてピアノ生徒が集まらないの?

「私はこんなに良いレッスンをしているのに、うちのピアノ教室にはどうして生徒が集まらないのでしょうか?」

そうお悩みの先生は少なくないかと思います。
音楽教室の運営には重要ですよね。

ピアノ教室に生徒が集まらないその理由、原因は何でしょうか?

生徒が集まらない理由は子どもが減ったから?
生徒が増えない原因は他の教室に生徒を取られているから?

↑たとえそうだったとしても、残念ながらこれをいくら言っても生徒は1人も増えません。

そして、ピアノ生徒が集まらない多くの場合の大きな理由が他にあると私は感じています。

それは何かと言うと、指導力と集客力を混同しているケースをよくお見受けするのです。

要するに、「良いレッスンをしていれば自然と生徒は集まる(指導力=集客力)」という考えです。
こうなる場合ももちろんあるでしょうし、理想でもありましょう。
「何と言っても口コミが一番!」それはそうです。

しかし基本的には、この2つ(指導力と集客力)は「別の力」と切り離して考え、それぞれ別々に対策すべきものだと私は思います。

それに、
“ 指導力=集客力 ” と考えると
「ピアノ生徒が集まらないは、私のレッスンが悪いから?」
となってしまいます。

でも、たぶんあなたのレッスンは悪くないです。
かつてそれなりに生徒さんが集まっていたなら尚更です。

どの業界のどんなに良い商品も、お客様に知ってもらわなければ買ってもらえません。
時代とともに、「お客様が教室を知る手段」が変わっただけの事です(昔は情報源が少なくて口コミの比率が今より大きかったのでしょう)。

そう考えて頂きたいのです。
ピアノ教室の運営における、指導力と集客力を切り離して考えることが大切だと私は思います。

ではその集客力とは何なのかと言うと、それがインターネットによる情報発信力なのです。

「やっぱりネット? うぅ~、難しそう……」
「何をどうすればいいのか、さっぱり分からない……」
「やらずに済むならやりたくない……」

そんな苦手意識があって、なかなか腰が上がらないピアノ教室の先生も少なくないかとは思います。

でも現実として、スマホの普及以降、お客様の「教室探しの前提」が次の時代にシフトした事は明確です。

ネットで情報を得られるピアノ教室と得られないピアノ教室があったら、確かな情報が得られるほうに人は流れます。
誰だって失敗はしたくないですからね。
そういう事が今起きているのだと思います。

ピアノ講師の出身校の影響は?

そしてもう1つ。

「ピアノ生徒が集まらない」とご相談を頂く先生の口から非常によく聞くのが出身校についてです。

「私は音大じゃなかったから……」
「教育学部だったから……」
「一般大学だったから……」

だから生徒が来てくれないのではないか。
あるいはピアノ教室を開業しても生徒なんて集まらないのではないか。

こういうご相談も、とてもよく伺います。

ここで大事なことは
お客様の側が、実際どれだけピアノ講師の出身校を気にしているのか?
ということだと私は思うんです。

私は東京の楽器店で、音楽教室の運営スタッフ、受付スタッフとして、数千人の生徒様や子供のピアノ教室を検討する保護者様と会話を重ねてきました。

実はその中で、お客様からピアノ講師の出身校の聞かれる事はほとんどありませんでした。
年に1回か2回、あるか無いかなのです。

「またぁ、楽器店の看板があるから信用されてるだけでしょ?」

と思いますか?

いえいえ、そうでもないんです。
ここにこの業界の、提供側と消費側との大いなるズレが存在すると私は思います。

ハッキリ言いますと、講師がどこの学校の出身かなんて、気にしているのは講師だけと言っても過言ではないと私は感じています。

楽器店教室の受付スタッフだって、各ピアノ講師の出身校なんて把握していません。
だってお客様に聞かれないんですから、知っている必要がないんです。

音楽教室のフロントである受付スタッフは、子供のピアノ教室を探すお母さんから、日々どんな質問を受けていると思いますか?

お客様に一番聞かれること、お客様が一番心配すること、気にすることは、一体何でしょうか?

そこには「ピアノ講師の出身校」なんて、全っ然含まれないんです。
この業界のお客様が見ているのは、そこではないのだと思います。

これが私が経験上感じてきたことです。

このあたりの話は以前、次の記事に詳しく書きました。
ピアノ講師の「学歴」よりも大切なもの ~ 福岡のピアノ教室 S先生の事例

ですので、音大出身でないからと負い目に感じることなんて全くないですから、安心してくださいね。
私のお客様にも、音大卒でない先生はたくさんいらっしゃいますし、私は一般大学ご出身でも熱意を持ってチャレンジする先生を応援します。

前置きが長くなりました。
ここからがこのページの本題です ^ ^ ;

ピアノ生徒が集まらない理由をご理解いただけましたら、次はアナログの私の母が、ネットで生徒を集めた際に何をやったのかをお話しましょう。

ネット集客(ピアノ生徒募集)の一番のポイント

「みんなアメブロって言うから、私も始めなきゃ!」
「SNSが流行ってるから、まずはFacebookがんばらなきゃ!」
「なんか最近はLINE@も良いっていうけど、よく分からないのよね……」

生徒を集める、増やすと言っても、世の中には色々な手段がありますよね。

これ、全部やらなきゃいけないって思ってませんか?

私の母の場合は何をやったかと言うと、実は大きく分けてたった3つだけです。

1. ホームページを作った
2. ホームページにブログを書き続けた
3. ホームページを育て続けた

ざっくり言うとこれだけです。
ピアノ教室運営も、レッスンに発表会、教材の準備や研究など忙しいですから、ホームページとブログだけに全ての時間と労力を集中させたのです。

母の場合は「SNSにはあえて手を出さない」という選択をしました。
この理由については後述します(今すぐ読みたい方はこちら)。

ではそれを具体的にどんな風にやったのか、さっそく見ていきましょう。

1. ホームページのポイント

私が母のピアノ教室の再建で真っ先にやったのは、独自のホームページを作ることです。

どんなホームページにしたらいいの?

ホームページ製作においてのポイントは、ブログも書けるホームページにしたということです。

アメブロをホームページ化したのではなく、ホームページにブログを書き溜めていくスタイルにした、という点に注意してくださいね。
アメブロ等の無料ブログは全く使っていません。

「え?どういうこと??ホームページとブログって別なんじゃないの?」
「アメブロとかのことを、ブログをやるって言うんじゃないの?」

そう思った教室経営者さん向けに、「ブログ」というものについて、ちょっと補足しますね。

そもそも「ブログ」というのは、個人の日記や意見などを自由に書いて公開できる機能、又はその機能を持ったウェブサイトのことです。

アメブロなどは、その機能を無料で提供しているサービスなんですね。
そしてアメブロなどの無料サービスでなくても、ブログ機能をホームページに持たせることはできるわけです。

ブログとは、アメブロなどの特定のサービスを指すものではないということです。

話を戻しますが、まずこうしたブログ機能付きのホームページを作るのが、一番最初にやるべきことです。

ブログをホームページ以外の、アメブロ等の無料ブログサイトに書き溜めてはいけません。

私がアメブロを薦めない理由

「アメブロはダメなの?生徒集めにみんな使ってるよ?」

と思った方もいらっしゃると思います。

ここは意見が分かれるところだとは思いますが、上述の通り私は、長期的に、きちんとした音楽教室経営をしたいという方ほど、アメブロなどの無料ブログを使う事をオススメしていません。

アメブロなどの無料ブログを使うべきでない理由については、長くなりますので、他のブログ記事で詳しく解説しています。
ご興味のある先生は次のページをご覧ください。
私がピアノ教室の生徒募集にアメブロを薦めない理由

検索で上位表示させるには

ピアノ教室の生徒が集まらない原因の1つに、そもそも教室の存在を知られていない場合があります。

ネット集客の場合だと、まずホームページが検索上位に出なければ、アクセスされず、生徒も集まらないですよね。

なのでご自分のホームページから生徒を集めたいピアノ教室や音楽教室の先生は、自分のサイトが検索結果に上位表示されるかどうか、とても興味があると思います。

実際ここは非常に重要なポイントではありますが、私がお伝えしたい検索対策についての大切なことは多岐にわたります。

個人ピアノ教室・音楽教室のための検索上位表示対策(SEO対策)については以前、最低限押さえてほしいポイントを記事にしましたので、ご興味のある方は次の記事をご覧ください(あくまで最っ低限これだけはという話ですが)。
これだけはやろう!個人ピアノ教室の検索上位表示対策(SEO)

ホームページの製作費用があまり出せない場合は?

「でも、ホームページって高いんじゃないの?」

そう心配される先生もいらっしゃると思います。

実際、10万円~数十万円というホームページ制作費用がかかることはざらです。
本当に生徒が集まるかどうかも分からないのに、何十万円も先行投資するというのは、なかなか抵抗があるかもしれません。

そういう場合、私はピアノ教室の生徒集めに、高額なホームページは必ずしも必要ないと考えています。

リーズナブルなホームページでも、このページに書いてあるポイントをしっかり押さえれば、理想のピアノ生徒を集めることは十分に可能ですので、どうぞご安心ください。

そして、「高額なホームページだから生徒が集まるとは限らない」という点にも注意しましょう。

実は、ホームページの作成金額と集客力は比例しません。
「せっかくお金をかけたのに全然ピアノ生徒が集まらない」というご相談は非常に多いです。
この点はくれぐれもご注意ください。

長くなりますので、ここでは結論を述べるに止めます。
詳しい理由や、失敗しないための注意点については、次のページをご覧ください。
ネットでピアノ生徒を集めるのに “高額な” ホームページは必要なのか

「ホームページを作ったのにピアノ生徒が全然来ない!」となる前に ~ 大阪のピアノ教室 M 先生のご相談

2. ホームページに教室ブログを書き続けた

ホームページの基本情報ページがひとまず出来上がったら、ホームページを公開しました。
次にやったのは、ホームページに教室についてのブログをバンバン書いていくことです。

ブログを書く際のポイントは、記事の内容と書き方です。

生徒集めを目的としたピアノ教室のブログは、何をどう書くかが非常に大事なんですね。

ブログの書き方で問合せに雲泥の差が出る

「文章書くの、苦手なんだよなぁ……」
「そもそも何を書けばいいのよ??」

ブログに苦手意識を持っていたり、漠然としてよく分からないという音楽教室経営者さんも多いことと思います。
でも、私の母はブログという言葉すら知らなかったので安心してください。

ブログの内容については、私の方から、書いてほしい方向性を随時メールで指示しました。

同居していたわけではないので、ほとんどメールだけのやりとりで遠隔サポートしたのです。

とりあえずメールで文章を送ってもらい、添削をして返信、修正してまた送ってもらい、OKなら公開。
毎回これの繰り返しです。

さすがに最初の頃は文章もぎこちなくて、内容にも部分的にNGを出すことは多かったです。
それでも、数をこなすと慣れてくるものですね。
母も次第に自分のスタイルを掴んでいき、書くのが楽になっていきました。

ピアノ教室ブログは、自分のスタイルができてくればしめたものです。

「要はただの日記でしょ?好きに書けばいいんじゃないの?」

いえいえ。
音楽教室のブログは何をどう書くかで、問合せ率に雲泥の差が出ます(そして検索順位も)。

教室ブログの書き方が良くないと、ピアノ生徒は集まらない。
そう言っても過言ではないぐらい、教室ブログの書き方は大事です。
※ブログ「だけ」やればいいとは言ってませんよ!

ブログをやっているのに生徒が増えないという方は、ブログの書き方にも大きな原因の1つがあるかもしれません。

ピアノ教室ブログを書く際には色々なネタがあると思いますが、実は、中には特に体験申込につながりやすい、効果度の高い記事の類というものがあります。

そして「理想のピアノ生徒」「来てほしい生徒」を集めるコツもまたブログの書き方にあります。

私はこのブログの書き方についての多岐にわたるノウハウを、世の多くのピアノ教室の先生方に知ってもらいたいと思い、このホームページのブログ「生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方」でどんどん公開し、共有しています。
ご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね(新しい記事を随時更新中!)。
「生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方」記事一覧はこちら

例)次の記事が特に人気です ^ ^
問合せに繋がりやすいピアノ教室ブログの書き方
読まれるピアノ教室ブログにするための重要なポイント

ちなみにブログの投稿はスマホからもできるのですが、母の場合はその操作もおぼつかなかったので、投稿作業は私が代理でやってあげました。
と言っても、最初に覚えてしまえば全然難しい作業ではないので、ご自分でやりたい方も安心してくださいね。

ブログはどのくらいの頻度で書けばいいの?

「ブログは毎日書けって言うけど、そんなの無理……」

「ブログは毎日書かないといけない」と思っているピアノ教室の先生もよくお見受けします。

生徒が集まらない理由はブログを毎日書いてないからでしょうか?
いいえ、そこまでしなくても、中身がちゃんと書けていれば生徒さんは集まります。

最低限のデッドラインは月2~3本くらいでしょうか。
週1で継続してちゃんと書ければ、かなり良い成果は得られるはずですよ。

逆にそれ以上のペースで書いて問合せが増えないのであれば、生徒が集まらない原因はブログの更新頻度ではなく、ブログの内容か、他の何かである可能性がとても高いと言えるでしょう。

ブログ毎日地獄にお悩みの方には次の記事もオススメです。
先生! ピアノ教室ブログは毎日書かなきゃいけないんですか?

ただし、特にホームページを立ち上げた初期の検索対策としては、ブログの記事数も大事なのは事実です。
多いに越したことはないので、書ける場合はバンバン書きましょう(記事の水増しは厳禁)。

3. ホームページを育て続けた

ホームページは決して「作って終わり」ではありません。

ホームページは育てるものなのです。
放置してもピアノ生徒は集まらないです。

適切にホームページを育て続けると、後発の教室ホームページが一朝一夕では追い付けないサイトになってきます。

このセクションでは、ピアノ教室のホームページをどうやって育て、改善していくのかをお教えします。

「ホームページを育てる」とは

では、ホームページを育てるとは一体どういうことなのでしょうか?

ニュアンスとしては、「軌道修正+拡大」させるということです。

例えば、

どのエリアから、どんな人達に生徒さんとして来てもらいたいか?

こうしたことは、おそらくホームページを作っている段階で想定することですよね。

そして肝心なことは、ホームページを公開した後に、当初狙った通りの生徒が実際に集まっているか?
だと思うんです。

ここで、もし狙い通りの手ごたえがあった場合。

何が効果的に働いたのかをきちんと把握して、それをさらに加速、拡大していくことが大切です。

そして、もし思ったように生徒が集まらなかった場合。
その時は、何か修正や方向転換が必要なのかもしれないですよね。

何が効果的に働かなかったのか、そもそも狙いが的外れだったのか、仮説と検証を繰り返して軌道修正していくことが必要になります。

しかし注意したいのは、その時は生徒が集まらないと思っても、実は狙った方向にちゃんと育っていて、単純にブログの量が足りなかったり、検索エンジンの評価が付くまでの時間を待つ必要がある、という場合も実はあるんですね。

こういう時は下手にいじらずに、淡々と良いブログを書き続けることが正解という事もあるのです。
うまくいっている場合はいじってはいけないという事は、1つの鉄則として覚えておくと良いでしょう。

「ホームページを育てる」ということについては、ブログの蓄積、検索順位を上げる事など、他にも色々な観点があります。
より詳しく知りたい方は次の記事もご覧ください。
放置厳禁!ホームページを育てるとはどういう事か

ネットによる生徒集めは農耕に似ている

ホームページは「苗木から育てる樹木」のようなものと言えます。
ネット集客とは果樹を育てるような農耕型の手法なのです。

私はこのページでご紹介している、ネットを使ったピアノ生徒の集め方を、「農耕」ととらえてみることをオススメします。

あなたはりんご農園のオーナーさんです。
自分の土地を持ち、畑を耕し、りんごの苗木を育てています。
あなたは大事に大事に、時間をかけて、手間暇かけて、りんごの苗木を育て、収穫量を増やしていこうとしています。

ホームページは成長する樹木、生き物です。
こうとらえることで、ネット集客というものを、ある程度の期間(時間軸)と共に見ることができます。
この「ある程度の時間とともに変化させる(する)もの」という見方の中に、自分のホームページにブログを書き溜めることの価値や、検索上位表示対策(SEO)や、この後お話する軌道修正の大切さ等が含まれてくるのです。

この点については、次のページでも詳しく解説しています。
インターネットを使った生徒募集は農耕に似ている

ちなみに農耕型に対して狩猟型の集客手法はと言うと、いわゆる「営業」でしょうか。
地域の幼稚園を回るとか、幼稚園のバス停でチラシを配るとかにあたるかもしれませんね。

多くの人が迷路にハマる理由

ネット集客で思うように生徒が集まらないと

「どうしたらいいのか分からない」
「何で生徒が集まらないのか分からない」

と、多くの人が迷路にハマります。

なぜだと思いますか?

実は、ホームページ育成において、成功するか失敗するかの明暗を分けるのが「アクセス解析」なのです。

「ハイ出た難しそうなやつ。ムリムリ」

そう言わず、迷子になりたくない人はもうちょっと読んでください。

解析データは、ネット集客の羅針盤です。
解析データを見ないのは、目隠しをして目的地に行こうとするのと同じです。

そして実は、

ホームページの解析データは、音楽教室の経営自体のための、極めて重要な情報源でもあります。

ホームページは、ピアノ教室を探しているお客様にとっての情報源であると同時に、ピアノ教室経営者にとっての良質な情報源にもなるのです。

つまりホームページは、情報発信のツールであると同時に、情報収集のツールでもあるということです。

この点は非常に大事なので、ぜひ覚えておいてください。

「どうしたら生徒が集まるのか?増えるのか?」
「なぜ生徒が集まらないのか?増えないのか?」
その答えこそが、ホームページの解析データに書いてある場合が多いんです。

具体的には、ホームページを公開してから、ブログ等の内容に対する反応(問合せ、アクセス、閲覧情報、検索順位等)を分析していくという事ですね。

ホームページのアクセス解析データは宝の山です。

この財宝に手を付けようとしない教室経営者さんの何と多いことでしょう。
非常にもったいないことをしています。

この解析情報を指針に、ホームページとブログの内容、募集戦略などの軌道修正をしていくのです。

要は、施策とその結果に対してきちんと効果測定をして、何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのかを見定めた上で、舵取りをしていくということが大切なのです。

何度も言いますが、作ってほったらかしではダメですよ。

母のホームページの場合は、私がこの分析と判断をして軌道修正をしていきました。

アクセス解析をしていないピアノ教室さんの事例として、以前こんな会話をしたことがあります。
その生徒募集、「目隠し射撃」になっていませんか? / 町田のピアノ教室Y先生の事例

効果測定のやり方

「効果測定と言ったって、そんなのどうやるのよ?」

と思いますよね?
実はとっても強力なツールを、Googleが無料で提供しているんですよ。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスはホームページへのアクセスの内訳が分かる解析ツールです。
Gmailのアカウントがあれば誰でも無料で登録できます。

ホームページに設定をした上で、Googleアナリティクスのサイトにアクセスすると、あなたのホームページのアクセス状況について、様々なことが分かります。

【Googleアナリティクスで分かること】
・月間のアクセス数
・どのブログ記事がよく読まれているか
・訪問者の離脱が多いページはどれか
・SNSやアメブロなどの外部サイトや検索から、どのページがどのくらいのアクセスを得ているか

上記はごく一部ですが、こうした情報を数字として確認することができるのです。
これは言わば、ホームページ全体や各ブログ記事の通知表です。

この数字を追っていく事で、何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのか、軌道修正のための判断材料を得ることができるわけなんですね。

また、こうして得られる解析データからは、顧客の関心も浮かび上がってきます。
「顧客は教室の何に価値を感じているのか?」
それを教えてくれるのもGoogleアナリティクスなのです。
これって、音楽教室経営の判断材料そのものだと思いませんか?

ご興味のある方は次の記事もどうぞ。
使わなきゃ絶対損!無料のスーパーツール「Googleアナリティクス」

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールも、Gmailのアカウントがあれば誰でも無料で使えるツールです。
Googleアナリティクスと合わせて登録しましょう。

Googleサーチコンソールでは、あなたのホームページを訪れた人が、どんなキーワードで検索したのかと、その数を知ることができます。

つまり、ホームページで検索対策しているキーワードが、適切かどうかを判断したりすることができるわけですね。
とっても助かりますよ。

実際に問合せて来たお客様にも聞く

そしてアナログですが、実際にお問合せをして体験レッスン等に来て下さった方へのヒアリングも、とても重要です。

「どうやって当教室をお知りになったんですか?」
「どんな単語で検索しましたか?」
「どうして当教室の体験を受けてみようと思って下さったんですか?」

こんなことを、アンケートや雑談の中で率直に聞いてみることです。

あなたのホームページやブログがお客様にどう見えているのか?
どんな点がお客様の心に響いたのか?

もしかしたらその情報は、生徒募集の面でも教室経営の面でも、体験レッスンの対価以上に貴重かもしれませんよ。

生徒が増える「答え」の探し方

こうして、ウェブやアナログの手段を使い、できる限りアンテナを張って情報を集めていきます。

この時にとても大事なことは、全体を通しての手触りの感触から

「ひょっとしてこうなのではないか?」
という仮説を立てることです。

そして、その仮説に基づいてホームページやブログの内容を修正して、反応がどう変わるか実際に試してみること。

試してみて、
うまくいったらもっとやる。
うまくいかなかったらすぐやめる。

こうしてトライ&エラー(試行錯誤)を繰り返すのです。

全ては結果論だからです。
結果が出たものが「答え」です。

生徒が集まらない原因、生徒が増えない理由を、自分の予想、想像、思い込み、聞いた話だけで結論付けない姿勢が必要です。
何事もやってみなければ、本当の答えなんて分からないという事です。

他の人はそれで生徒が集まったとか、それでは生徒が集まらなかったからと言って、あなたもそうとは限りません。

多くの場合、「あなたの場合の答え」というものがあるのです。

この仮説と検証を繰り返すことが、ホームページから発信するあなたの教室の価値と、お客様が求めている価値、お客様に響く価値とを、すり合わせていくことになるのです。

これはちょうど、メガネを作る時に2枚のレンズの2択を繰り返して、ベストのレンズを絞っていく作業に似ています。

この「仮説と検証を繰り返す」ということについて、もう少し掘り下げたい方には次の記事もオススメです。
ピアノ教室ホームページの「打率」を上げる方法

またこうすることで、先生の個性や教室が提供する価値に共感した生徒さんが自然と集まるようになりますから、生徒さんの入会率と定着率も上がり、ピアノ教室経営・音楽教室経営の安定にもつながります。

このあたりは、「来てほしい生徒を集める」ということのメカニズムともつながってきます。
集めたい生徒を集める方法については、次の記事をご覧ください。
ネット生徒募集の秘訣!「類は友を呼ぶ」
ブログで教室検討者をファン化する

これが、「ホームページを育てる」ということの実態です。
こうしてだんだんと、反響率の高い、筋肉質なホームページに仕上がっていったわけですね。

ぜひ、漠然と生徒が増えない、集まらないと嘆くのではなく、「なぜなのか?」と原因を探り、考える習慣を付けてください。

こうして、永井の母の教室ホームページの場合は、2年弱で合計70件の問合せを得て、生徒数を7名から44名まで増やしたのです。

※満員が近付くにつれて、希望枠が合わず、入会できないケースが増えたため、入会数よりも問合せ数が大きくなっています。

SNSの使い方

「あれ?SNSは?」

そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は前述の通り、SNSは一切やらなかったんです。

私の母は音大卒の典型的なアナログ人間です。
当時はおそらくSNSなんて知りもしなかったのではないでしょうか。

そんな母に、60歳を過ぎてからSNSをガンガンやらせるのは、正直かなり高いハードルだと思ったんですね。
PCはもちろん、スマホを含めとにかくITに弱かったものでして。

なので母の場合はあえてSNSという選択肢は捨てたのです。

巷ではこんなにSNSが流行っているのに、なぜあっさり捨てたかと言うと、ホームページとブログだけで十分だと考えたからです。

実は、ホームページとブログとSNS、この3つには優先順位があると私は考えています。

1. ホームページ
2. ブログ
3. SNS

この順番です。
ホームページとブログはほぼセットで、これは必須です。

もしホームページとブログだけで生徒が集まるのであれば、SNSはべつにやらなくても良いと私は思うんですね(もちろん好きでやるのは結構ですが)。

そして、ホームページとブログだけでは集まらない時に、ホームページへの送客装置として使うのがSNS。
永井はそういう位置付けでSNSを考えています。

今の時代、SNSなしにピアノ生徒は集まらないのかと言うと、別にそんな事はないと私は思いますよ。

ですので私はお客様に、特に東京近郊のベッドタウンで経営されているピアノ教室さんの場合で、まだSNSをやっていない先生には、無理に始めてくださいとは言っていません。

SNSよりも先に、優先してやるべきことが山ほどあるという事です。

まずはSNSは後回しでやってみて、それで生徒が集まらなかったらSNSまで広げる事を考える。
私はそれで良いと思います。

だって、あっちもこっちもやるのは大変じゃないですか?
やらずに済むなら、その方が良くないですか?

以前も、FacebookやらInstagramやら、色々作ったものの忙しくて結局更新できない!
という世田谷のピアノ教室の先生の事例をご紹介したことがあります。
ネット生徒募集でたった1つやるとしたら?

戦略とは、捨てる勇気です。
選択と集中が肝心なのです。

「そうは言っても、みんなやってるし……」
「周りから取り残されるようで何となく怖い……」

漠然とそう不安になる方もいらっしゃると思います。
それにSNSはこの中で一番手軽に始められるツールでもあるので、とりあえずSNSから始めるという方も少なくないかもしれませんね。

そんな方には、ぜひここで一度深呼吸をして、ご自身に率直に問うてみていただきたいのです。

「それで、生徒は順調に増えたの?」

答えがYESなら、あなたの選択は「正しい」と思います。

そしてもし答えがNOなら、あなたは何かを変えるか付け足す必要があるのではないでしょうか(「今やっているSNSをやめましょう」と言っているわけではありません)。

このようにツールには機能と優先順位の違いがあるというのが私の考えです。

この、ツールの役割と順番という事をしっかり理解して実践できないと、落とし穴にハマることになるので注意が必要です。

※紙のチラシについて
私の母の場合は年もそれなりで、やれ腰が痛いの足がしびれるのと言うので、チラシのポスティングはできませんでした。
でもチラシのポスティングは少しずつでも継続的にやった方が良いので、若い方、健康な方にはオススメします。

音楽教室にも経営の観点を

このページの最後にご紹介しておきたい、極めて大事なこと。
それはピアノ教室・音楽教室にも「運営」ではなく「経営」の観点を持つことの大切さです。

ご存知の方も多いかと思いますが、私の母校、武蔵野音楽大学就職課の大内孝夫先生が『「音楽教室の経営」塾①②』という2冊の書籍を音楽之友社さんから出版されています。

実は、今回ご紹介した生徒募集・ウェブ集客を実践した根幹には、上記の書籍で語られている経営論的な思考がかなりありました。

あれはちょうど母の教室が満員になってほっとしていた2017年4月のこと。
たまたま Amazon でこの書籍の購入予約を見つけた私は、この本のタイトルに興味を惹かれ速攻でポチったのです。

しばらくして書籍が届き、中身を読んで私はびっくりしました。
なんとこの書籍には、私がそれまでの2年間、母の教室再建にあたりた歩んできた思考プロセスと、かなり一致したものが書かれていたからです。

今更で恐縮ですが、今回ご紹介したノウハウは、「あくまでテクニック」の話なのです。
言わば手段、ツールの話です。

道具はあくまで道具であり、これを使っていくためのベースとなる判断や発想の基準が必要です。
これが極めて大事なのです。

例えば、一口にピアノ教室といっても、

町中に溢れているピアノ教室、音楽教室、他の様々な習い事の中で、自分の教室を見つけ、選んでもらうには何が必要なのか?

自分が持っている個性、能力を最大限活かして、お客様も自分も満足できる教室を作るにはどうしたら良いのか?

こうした問いにパッと答えられるでしょうか?
簡単ではないと思います。
テクニック実践の背景には、こうした問いへの探求が常に必要です。

ブログ一本書くにしても

「この記事はどんな人の心に響かせることを意図して書くのか」
「その人がお金を払ってでも手に入れたい本当の価値とは何か」
「どんな文章を書けばその価値を読み手の心にありあり創り出すことができるのか」

こうした、ツール以前の根本的な視点が非常に大切になってきます。

これから本気でピアノ教室、音楽教室を経営して、ビジネスとして発展させていきたいとお考えの方はぜひ、先ほどご紹介した2冊の書籍を学ばれることをお勧めします。

これらの書籍は「経営の神様」と言われるピーター・F・ドラッカーの理論(『マネジメント』)をもとに書かれています。

きちんと実践すれば、生徒が集まるピアノ教室を作れることは私が実証済みですので、ぜひ勉強なさってみてください。

首都圏にお住まいの方であれば、時折楽器店などで開催されている、著者の大内先生による講座にご参加されるのもおすすめですよ(たまに地方でもやってるみたいです)。

大内先生の講座には、僭越ながら私も何度かお呼びいただき、音楽教室経営におけるネット集客の側面(そう、集客はあくまで経営の一面)のお話をさせていただいております。

私も毎回勉強になり、新たな発見がある素晴らしいセミナーです。

最新の情報が欲しい方はぜひ、大内先生のFacebook に直接、友達申請をしてみてくださいね(大内先生、喜ばれますよ ^ ^ )。

※大内孝夫先生は近著『人生100年時代 “最強の習い事” そうだ! 音楽教室に行こう』の他、次のご著書でも有名です。 ⇒ 「音大卒」は武器になる / 「音大卒」の戦い方 / 目からウロコの就活術

ピアノ教室・音楽教室の経営の視点をもっと知りたい方へ

ピアノ教室、音楽教室における経営の視点というものが具体的にどんな風に展開されるのか?

もっと知りたい方にも私のブログ記事はオススメです。

私はこのホームページのブログの中で、文章内でも動画内でも、経営やウェブマーケティングの視点から、ピアノ教室・音楽教室に生徒を集める方法、生徒が集まらない理由、それを踏まえた打開の方法やヒントを、あちこちに散りばめてあります。

ご興味のある教室経営者さんは、ぜひご参考になさってみてください。

▼ブログ記事一覧ページはこちら▼
ピアノ教室ウェブ集客(生徒募集)のポイント
生徒が増えるピアノ教室ブログの書き方

もう、独り悩まなくていい。
理想の生徒が継続的に集まる仕組み作りをサポートします。

いかがでしたか?
これが私が、母のピアノ教室をホームページ1つで再建した際にやったことの全体像です。

NAGAI生徒募集サポーティングでは、このページでご紹介した知識と技術を、そのままサービスとしてご提供しています。

つまり、ホームページの制作、日々のブログのアドバイス、公開後の分析と改善(検索対策を含む)を全てセットで、あなたの教室に理想の生徒が継続的に集まる仕組み作りをサポートさせて頂いているのです。

私は、お客様のホームページを「しっかりと収益の上がる集客マシンに育て上げる事」に確固としたこだわりを持っています。

なぜなら、

私のミッション(使命)は

あなたの音楽教室が理想の生徒さんで溢れ、経済的にも精神的にも、安心・満足・充実のある日々をあなたが手にするまでサポートしきること

にあるからです。

だから私は、ホームページを作る目的である「あなたの教室が理想の生徒さんで溢れ、経済的にも精神的にも、安心・満足・充実のある日々」を、あなたが手にするその日まで、あなたをサポートします。

永井この仕事に対する想いについては、次のページで詳しく語っています。
私の使命は、先生方の音楽教室が理想の生徒さんで溢れ、経済的にも精神的にも安心・満足・充実のある日々を手にするまでサポートしきること(広島のピアノ教室 T先生の事例)

あなたはもう、独りで漠然と悩む必要は無くなるのです。

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